「ハローワークにずっと求人を出しているのに、全く応募に繋がらない」

「求人サイトに毎月10万円以上払ってるが成果に繋がらない」

「せっかく応募が来ても、やる気のない人ばかり」

日々現場を回しながら、このような採用の悩みを抱えていませんか?

結論からお伝えすると、求人を出しても応募が来ないのは、ある2つの壁を対処できていないからです。

これからあなたにお伝えする、正しい手順を踏めば、従業員10名以下の小さな会社でも欲しい人材を獲得することは可能です。

実際に、私たちがサポートしてきた中で、知名度や特別な待遇がなくても、以下のような成果を出している会社があります。

  • 造園業: 4名採用し、売上を2100万円から3800万円に拡大
  • リフォーム業: 協力業者13名からの求人応募に成功
  • 内装業: やる気のあるクロス見習いと協力業者を1名ずつ採用

彼らは、大きな会社と同じ土俵で戦うのをやめ、「小さい会社でも勝てるやり方」で求人採用を行なっただけです。

今からあなたに、求人が来ない理由と小さな会社が人材を獲得するための具体的な5つの対策手順をお伝えして行きます。

なぜ建設業に人が来ないのか?

現在、建設業界全体が歴史的な人手不足に直面しており、その厳しさは客観的な公的データにもはっきりと表れています。

1.全職業の平均を大きく上回る「有効求人倍率」

まず、1人の求職者を何社の企業で奪い合っているかを示す「有効求人倍率」を見てみましょう。

厚生労働省が令和8年(2026年)3月3日に公表した最新の公的データ『一般職業紹介状況(令和8年1月分)』によると、全職業の平均有効求人倍率が1.18倍であるのに対し、建設業全体の有効求人倍率は5.18倍と、全産業平均の4倍以上という水準で推移しています。

さらに職種別に絞ると、その数字はより深刻です。建築・土木・測量技術者で6.26倍、土木作業従事者で5.67倍——そして最も採用が困難な建設躯体工事従事者にいたっては8.01倍。時期によっては新規求人倍率が11倍超を記録することもあります。

厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年1月分)」2026年3月3日公表 

職種別 有効求人倍率の比較(令和7年〜8年・最新値)
建設躯体工事従事者
8.01倍
建築・土木・測量技術者
6.26倍
土木作業従事者
5.67倍
建設業全体
5.18倍
電気工事従事者
3.28倍
全職業平均
1.18倍

引用元:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年1月分)」

つまり、たった1人の職人を、5社から10社以上の企業が血眼になって奪い合っているのが、今の建設業界のリアルな現状なのです。

2.深刻化する「業界全体の高齢化」と若者離れ

これに追い打ちをかけているのが、業界全体の極端な高齢化です。

国土交通省の調査によると、建設業で働く人のうち55歳以上が全体の約36%を占める一方で、次世代を担う29歳以下の若手はわずか12%にとどまっています。

就業者全体の約4分の1が60歳以上であり、今後数年のうちに大量のベテラン職人が一斉に引退時期を迎えるという、待ったなしの状況が迫っています。

3.根強く残る「3K」のイメージ

また、働き方改革関連法による影響で、時間外労働の上限規制が厳格化されたことで、会社側は工期調整や利益確保に苦しむようになりました。

同時に、働き手からも「以前のように残業代でガッツリ稼げなくなった」という不満の声が上がり、他業界へ流出するケースも発生しています。

昔から根強く残る「きつい・汚い・危険」という3Kのイメージに加えて、稼ぎにくさや将来への不安が重なり、若者の建設業離れがさらに加速しています。

建設業・リフォーム会社に求人が来ない「本当の原因」

求人が来ない原因は、この2つの理由があります。

  1. 見つからない
  2. 認識のズレ

一つずつ見ていきましょう。

1.見つからない

一つ目の理由は、見つからない、です。

厳しい言い方ですが、あなたが求人を出しいても、その求人票を求職者が見つけられなければ、あなたの会社の求人情報は無いも同然です。

素晴らしい技術を持ってる。人も大切にしている。なのに人が集まらない会社のほとんどが、これが原因で人材不足に陥っています。

では、なぜあなたの求人は見つからないのか?原因を見て行きましょう。

1. 今の求職者はWEBで仕事を探す(行動パターンの変化)

1つ目の原因は、求職者の仕事探しの行動パターンが完全にWEBへ移行しています。

これまで主流だったハローワークや求人情報誌から変わり、現在の求職者の8割以上がインターネットを使って求人情報を集めています。

現場の休憩時間や仕事終わりの自宅など、空き時間に手元のスマートフォンでIndeedやGoogleを使って仕事を探すのが今の当たり前です。

そのため、そもそもWEB上に求人を出していなかったり、検索の仕組みに合わせて求人を掲載していなければ、彼らの視界に入ることはありません。

もしあなたがハローワークに求人を出していて、求人が来ないと悩んでいるなら、こちらの記事で詳しく解説しています。

2. 求職者が検索する「キーワード」が入っていない

2つ目の原因は、求人票の中に求職者が実際に検索する「キーワード」が含まれていないことです。

WEBで仕事を探す際、約8割の人が「札幌 内装工 未経験」や「土日休み 現場監督」といった具体的な希望条件を単語で入力して検索します。会社側が「やる気のある方募集!」のような抽象的な言葉ばかりを使ってしまうと、検索エンジンのシステムに引っかからず、結果として誰の画面にも表示されません。

ターゲットとなる職人がどんな言葉で仕事を探すのかを逆算して、求人票の文章を作る必要があります。

3. スマートフォンでの閲覧に最適化されていない

3つ目の原因は、求人情報がスマートフォンでの閲覧に最適化されていないことです。

現在、求職活動を行う人の80%から90%がスマートフォンを使用しています。もし自社の採用ページがパソコン用のレイアウトのままで、スマホでは文字が小さくて読みづらかったり、応募ボタンが押しにくかったりする場合、検索エンジンからの評価が下がって表示されにくくなります。

さらに、運良く見つけてもらえたとしても、読みづらさからすぐに別のページへ離脱されてしまい、結果的に「見つからなかった」のと同じ状態を招いてしまいます。

あなたの求人票が見つかり易くなるだけでも、求人応募は集まるようになります。

もしこれらを対策してるのに、求人が来ないのであれば、次の理由が原因かもしれません。

2.認識のズレ

これが2つ目の原因です。

資金力のある大手企業より、高い給料や充実した福利厚生を用意できる小さな会社は稀です。

あなたに自覚がなくても、求人票に「給与」「勤務時間」「休日」といった必要最低限の情報しか載せていないのであれば、求職者からは条件面だけで大きい会社と比較されてしまう。

小さい会社がアピールすべきなのは、給料の額面ではありません。

「あなたの会社で働くことが、その人の人生やキャリアにどう役立つのか」という、独自の価値を伝えることです。

土俵をズラす方法については、別の記事で解説してるので、うちのような小さい会社に人は来ない…と感じるなら、この記事をご覧ください。

今の求職者(職人・見習い)の本音

求人が来ない状況を脱却する5つの手順

「求人が来ない理由は分かった。でも、何をどうすれば良いのか?」

先ほどお伝えしたことを一つずつ対処していくことで、あなたの会社に適した人材が集まります。

具体的には、この5つの手順を行います。

  1. 採用したい人を明確にする
  2. 自社の「特徴・魅力」を引き出す
  3. 働く姿がイメージできる「求人票」を作成する
  4. 自社の「採用サイト」を整える
  5. 求人サイトやWEB広告を掛け合わせる

自分がどこの工程で詰まってるのか?それとも1から作り直すか?

考えながら、一緒に見ていきましょう。

対策手順1. 採用したい人を明確にする

最初にやるべきことは、欲しい人材を明確にすることです。

求人を始めるとき、まず最初に「求人原稿を書こう」「どこに載せよう」と考えがちですが、その前に大切なことがあります。

あなたの会社に必要な人が、どんな人なのかを言葉にできるようにする、最初にやる事はこれです。

誰に書いていいか分からない状態だと、手紙は書けませんよね。なので、まずは相手を決める。

ここでのポイントは、

  • 抽象的すぎる条件(やる気がある・真面目など)
  • 限定しすぎる条件(経験・資格の細かすぎる指定)

極端にどちらかに寄せるのではなく、あなたの会社の働き方に適した人がどんな人なのかを言葉にしていきます。

明確化の例
年齢層は?

25歳〜30歳

希望する雇用形態は?

正社員

現在の悩みは?

勤続年数3年目なのに雑仕事ばかりで、技術が身につかないと不満に感じる。結婚などライフスタイルの変化で焦りを感じることが増えてきた。

将来の理想像は?

将来は一人で現場を任せられる立場になりたい。今のうちに確かな現場の知識とスキルを身につけたい。

働き手が明確になると、

  • 求人原稿に一貫性が生まれる
  • ミスマッチが減り、定着率が上がる

といった効果が出てきます。

対策手順2.自社の「特徴・魅力」を引き出す

対策手順2では、自社の「特徴・魅力」を引き出す、これをやっていきます。

ここで言う魅力とは、立派な実績や、給料ではありません。

ここでみんな口揃えて言うのが、

  • うちは特別な強みがない
  • アピールできることが思いつかない

と言いますが、それは見つかっていないだけです。

実際に、一つ事例を見せましょう。

事例

会社情報

業種:内装
場所:北海道札幌市

会社規模:一人親方(法人)

作業の開始時間が10時からという、賃貸物件の原状回復工事がメインの内装会社がありました。

「朝が得意じゃないから、うちはこの時間から始めてるよ」

これを聞いて、私はここだ!とピンと来ました。

多くの会社が8時〜とか、もっと朝が早い会社も珍しくないですよね。

朝が得意じゃない人から見ると、これだけでも十分他社より魅力的に見えます。

しかも遅く始める分、徹底的に無駄を排除した働き方をしていたので、効率的な働き方を教えられる、とも伝えることができます。

朝が苦手な人だけではなく、家族やプライベートを大切にしている人にも響くと思いませんか?

結果的に、2ヶ月ほどで二名からの求人応募(見習い、協力業者)が来て、どちらも採用に繋がりました。

大切なのは、「ステップ1で明確にした働き手にとって、何が魅力になるのか」この視点で考えることです。

良し悪しは表裏一体です。

例えば、

  • 毎日違う現場で変化がある
  • 一人作業が多く、人間関係のストレスが少ない
  • 無理な残業や急な呼び出しがない
  • 社長や上司との距離が近く、相談しやすい

あなたにとっては当たり前に思えることでも、働き手にとっては大きな魅力に見えるのです。

自社の魅力を見つける時は、このように考えてみましょう。

  • どんな現場が多いか?(店舗、マンション、日によってバラバラ)
  • チームで動いてるのか、それとも一人で作業をするのか?
  • 仕事に対するこだわりはあるか?
  • 苦手なことは何か?

これに答えていくと、あなたの会社の特徴が見え、魅力も見つかります。

対策手順3. 働く姿がイメージできる「求人票」を作成する

理想の人材と自社の魅力が見つかったら、いよいよ求人原稿の作成です。

ここで「勤務時間・給与・休日」といった事務的な募集要項だけを並べると、また大きな会社と比較されてしまいます。

小さな会社に応募が来る求人原稿とは、「その会社で働く自分の姿がはっきりとイメージできる文章」です。

  • どんな人に向いている仕事なのか
  • どんな1日を過ごすのか(タイムスケジュール)
  • 入社後、最初にどんな作業から任せるのか
  • どんな人が活躍しているのか

これらを、正直で具体的な言葉で書いていきます。

ここでのポイントは「すべての人に好かれようとしないこと」です。

合わない人には「こういう人には向いていません」と明確に伝えることで、応募数は減っても、自社にマッチした質の高い応募だけが集まるようになります。

求人票の詳しい書き方は、こちらの記事でお伝えしています。

対策手順4. 自社の「採用サイト」を整える

対策手順3で作った「自社の魅力が伝わる文章」を、どこに掲載するかが重要です。

ここで小さな会社が陥りがちな罠が、「求人サイト」や「ハローワーク」の枠内に当てはめてしまうことです。

求人サイトはフォーマット(項目)が統一されているため、どうしても「給料〇〇円」「年間休日〇〇日」といった条件面が他社と横並びになるので比較されてしまいます。

この土俵に乗ってしまうと、冒頭でも言ったように結局は資金力のある大きな会社には勝てません。

小さな会社が勝つためには、求人サイトを挟まずに、自社の採用サイト(ホームページ)を「受け皿」として整えることが最も効果的です。

自社の採用サイトであれば、文字数の制限や決められた枠はありません。

ステップ2や3で作った「独自の魅力」や「働く姿がイメージできる文章」を、写真を交えて100%自由に伝えることができます。

そして、作った採用サイトを見てもらうための鍵が「SEO(検索エンジン最適化)」です。

例えば「札幌 クロス職人 求人」のように、自社に通える範囲で仕事を探している人が検索した際、自社の採用サイトがGoogleの検索結果に直接表示される仕組みを作ります。

求人サイトに高い掲載料を払い続けることなく、検索から直接求職者を迎え入れることができる、小さな会社と一番相性の良いルートです。

対策手順5. 求人サイトやWEB広告を掛け合わせる

対策手順4までの「魅力的な自社サイトを作り、SEOで集客する」仕組みが完成すれば、小さな会社が年に数名を採用する土台としては十分な効果を発揮します。

しかし、「新規事業を立ち上げるので一気に複数名採用したい」「事業拡大のために短期間で大量の人員が必要になった」という場合は、SEOだけでは検索ボリュームの上限に達してしまうことがあります。

ここで初めて、さらに多くの求職者にリーチするための手段を活用します。

より多くの人の目に触れさせる(露出を増やす)ためには、以下のツールを「自社サイトへの入り口」として掛け合わせるのがお勧めです。

  • 求人検索エンジン(Indeedや求人ボックスなど): 無料枠や少額の有料広告を使い、作成した自社の採用サイトと繋げます。
  • SNS(InstagramやXなど): 現場のリアルな雰囲気や、職人の日常を写真や動画で発信し、プロフィールから自社サイトへ誘導します。
  • Web広告・SNS広告: 地域や年齢などを絞って広告を出し、まだ自社を知らない・積極的に仕事を探していない潜在層にもアピールします。

数名の採用であれば自社サイトのSEO集客で十分戦えますが、一気に採用のアクセルを踏みたいフェーズに入った時は、これらのツールを積極的に活用して露出を最大化していきましょう。

重要なのは、どの経路から集客しても、最終的な着地先は「自社の魅力を100%伝える採用サイト」にしておくことです。

最短で求人採用を成功させる方法

採用活動は、釣りにとてもよく似ています。

私が釣りを始めたばかりの頃、形から入ろうと7万円もする高級なリールを買って海に行きました。

しかし、どこに投げればいいかも分からず適当にルアーを飛ばし、すぐに根がかりしてルアーを失い、大物だと思って必死に巻いていた自分が情けなくなったのを覚えています。

採用も全く同じです。

どんなに高い給料(高級リール)を用意しても、ターゲットがいない場所(間違った漁港)に、検索にも引っかからない求人票(間違ったルアー)を投げ続ければ、時間とお金だけが消えていきます。

趣味の釣りなら数千円の損で済みますが、企業における採用の失敗(機会損失)は、数百万円、数千万円の売上低下に直結する深刻な問題です。

独学で試行錯誤して貴重な時間を捨てるか、やり方を知っているプロの力を借りて最短で解決するか。

ワーカー採用では、従業員10名以下の建設業・リフォーム会社様に特化し、他社と差別化できる求人票の作成から、SEOに強い自社採用サイトの構築まで、人手不足を根本から解決するサポートを行っています。

「自社の求人のどこが間違っているのか知りたい」

「大手に負けない採用の仕組みを作りたい」

とお考えの方は、まずは無料相談をご活用ください。

まとめ

ここまで、従業員10名以下の建設業・リフォーム会社に求人が来ない本当の原因と、それを解決するための5つのステップを解説しました。

おさらいすると、人材を獲得するためにやるべき手順は以下の5つです。

  1. 採用したい人を明確にする
  2. 自社の「特徴・魅力」を引き出す
  3. 働く姿がイメージできる「求人票」を作成する
  4. 自社の「採用サイト」を整える
  5. 【事業拡大・スピード重視】求人サイトやWEB広告を掛け合わせる

「うちは規模が小さいから」「給料で大手に勝てないから」と諦める必要はありません。

大手企業と同じ土俵で条件の叩き合いをするのではなく、自社ならではの魅力を、正しい場所(自社サイト)で、ターゲットに直接届ける仕組みを作れば、必ず自社に合った人材は採用できます。

まずはステップ1の「どんな人に来てほしいか」を書き出すところから、ぜひ今日から始めてみてください。